平家の侍大将、悪七兵衛景清は平家滅亡の後、生き延びて頼朝の命を狙いますが捕らえられます。しかし源氏の世を見るのを潔しとせず自らの目を潰し盲目となり乞食法師となり、やっと人の情けにすがって余命をつないでいます。在りし日の勇敢さと、落魄(らくはく)・憔悴のないまぜった表情の面です。